外来について

Q.精神科を受診したほうがいいのはどんなときですか?

A.生活をされていて、普段と違う体調や気持ちの変化を感じられたら一度受診(ご相談)されるのが良いと思います。例えば、以下のような症状がある場合はお一人で悩まないで、まずはご相談ください。

  • ・よく眠れない日が続く
  • ・食欲が出ない
  • ・イライラして仕事に集中できない
  • ・外に出るのが恐い
Q.はじめて受診するときは何を持っていったらよいですか?

A.健康保険証や紹介状、お薬手帳などです。 詳しくは、「外来について」をご参照ください。

Q.すぐ診てもらえますか?

A.ご予約をお願いしております。「外来について」の項にて、ご予約についてのご説明をさせていただいておりますのでご参照ください。

入院について

Q.今すぐ入院したいのだけど?

A.入院治療が必要であるかは医師の診察により決まりますので、まずは受診のご相談をお願いいたします。

Q.入院が必要なときはどんな時ですか?

A.診察後、ご自身が入院治療を望まれた時と精神保健指定医が入院治療が必要と判断した時に入院となります。

Q.入院するときに必要なものは何ですか?

A.健康保険証や印鑑のほかに当院で決まった持ち物がございます。詳しくは精神保健福祉相談室からご説明させていただきます。

Q.入院したら閉じ込められるのですか?

A.当院に初めて入院される場合や症状により、患者さまが安全に入院治療を受けて頂くために初めは病棟の入り口だけに鍵がかかっている閉鎖病棟に入院していただきます。治療の経過で主治医が行動の範囲を考えていきますが、いかなる場合にも電話、面会、親書の扱いは患者さまの人権と法を守ります。

診療費について

Q.治るまでの診療費はいくらぐらいかかりますか?

A.個々の患者さまの年齢・疾病とその状態により治療内容と入院期間が大きく異なります。 従って、診療費の額は一定ではございません。 お支払いに関しては、入院前・入院中に健康保険限度額適応認定や標準負担額限度額認定などの公的制度のご利用をされるのが良いかと思いますので、精神保健福祉相談室へご相談ください。

Q.外来診察にかかる費用はいくらぐらいですか?

A.保険診療での初診の場合、ケースによって違いはありますが、診察費の自己負担額は3割負担で2,000円~3,000円程度です。 (ただし検査等の種類によっては金額が変わることがあります)

Q.診療費が安くなる制度にはどんなものがあるのですか?

A.通常の健康保険の適用以外にも、市町村の医療費助成制度がありますし、外来通院については自立支援医療(精神通院医療)制度、入院については高額医療費払い戻し制度など、患者さまの自己負担を軽減するためのさまざまな公的制度があります。 詳しくは、精神保健福祉相談室へご相談ください。

お薬について

Q.お薬はいつまで飲み続けないといけないですか?

A.症状により主治医が患者さまと相談しながら飲み方・量を決めます。
主治医、そして薬の専門家として薬剤師がおりますので指導を受けながら服用してください。

Q.精神科の薬はどんなものですか?

A.主な薬としては以下のように大別されます。 向精神病薬は精神の興奮や混乱を抑え、心と体のバランスを整えるための薬です。 抗うつ薬は、抑うつ気分や意欲低下などのうつ症状を改善する薬です。抗不安薬は、不安感やいらいら感をとり、緊張をほぐしたりする薬です。 睡眠薬は、眠りにつきやすくしたり、気持ちの良い眠りを保つ薬です。 抗認知症薬は、認知症の進行を遅らせる薬です。

Q.お薬を飲み忘れたときはどうすれば良いですか?

A.一般的に、飲み忘れに気づいたら、その時点で服用してもかまいません。 ただし、次の服用時間が近いときには服用しないでください。 二回分をまとめて飲むと、過量で副作用が出ることがあります。 例外もありますので、医師・薬剤師にご相談ください。 あまり飲み忘れが続く場合は、治療の際に主治医にご相談ください。

Q.お薬の飲み合わせについて

A.アルコールとお薬と一緒に飲むと薬の効果が強く出たり、思わぬ副作用が発現する事もあります。 基本的にお薬を飲んでいる期間はお酒を控えてください。
風邪薬や他の診療科でお薬をもらっている場合は、飲み合わせによって薬の効果が変わることがありますので、医師・薬剤師にご相談ください。
また、緑茶・ウーロン茶などタンニンを含むものと一緒に服用すると効果が落ちることがあるので、できるだけお薬は水または白湯で飲んでください。

その他のご質問

Q.どんな治療を受けられるのですか?

A.精神科では薬による治療(薬物療法)とお話をお聞きする治療(精神療法)、作業療法の三つがおもな治療となっております。主治医と相談しながら治療をうけて頂きます。

Q.治療を受けていることをあまり知られたくないのですが?

A.当院は個人情報保護法に基づき業務を行っております。

Q.女性の先生には診てもらえますか?

A.出来る限りご希望に沿うよう対応させていただきます。月曜は女性医師による外来を行っております。

Q.本人が受診を拒んでいるときは家族が相談に行ってもよいですか?

A.ご家族さまのみの相談にも応じています。 当院の精神保健福祉士がご相談をお受けいたします。 ただし、ご本人が不在の場合、医師による診察および薬の処方はできませんので、ご了承ください。